横浜F・マリノスはJ2に降格してしまうのか?【危機的状況の中最悪の事態、降格タイミングを予想する】

大人の時事ネタ

Jリーグ発足から34年、1991年のリーグ開始からオリジナル10として一度も下部リーグへの降格がなかった名門横浜F・マリノスがかつてない危機的状況に陥っています。第21節に行われたファジアーノ岡山をホーム日産スタジアムに迎えての試合でも、攻めの姿勢や多くの決定機を持ちながらも0−1で敗戦、勝ち点を積み上げる事が出来ませんでした。

直近に解任されたパトリック・キスノーボ監督に代わり大島秀夫ヘッドコーチが指揮を取りましたが、期中2度の監督解任、主力選手流出の噂などもあり混迷が続いているマリノス。このままの状況が続いてしまうとクラブ史上初のJ2降格が決まってしまう可能性が大きくなっています。

抜本的な改革、チームとして急ぎ上昇気流に乗らないとJ2への転落が現実味を増してしまうマリノスですが、「J2降格の可能性」を現時点の成績から分析してみました。

毎試合本当に多くのサポーターがクラブに対して熱い声援を送っている中、非常に厳しい戦いが続いているマリノス

現状分析と厳しい状況にある降格可能性

  • 勝ち点14、単独最下位 (20位) 現時点で20試合消化、勝ち点14は、1試合あたりの勝ち点を0.7点しか取れていない計算です。
  • 3勝5分12敗 勝率が非常に低く、引き分けも少ないため、ここまでは勝ち点を確実に積み上げられていない状況が続いています。
  • 3チーム降格 来シーズンはJ1が18チーム体制に戻るため、下位3チーム(18位、19位、20位)が自動降格となります。これは例年よりも降格枠が多いため、残留争いはより熾烈です。
  • 必要勝ち点の目安 過去のJ1で残留に必要な勝ち点は、概ね30点台後半~40点台前半が目安とされてきました。仮に今シーズンの17位(残留ライン)の勝ち点が38点だったと仮定すると、マリノスは残り18試合(20試合消化で38節まで)で、38 – 14 = 24点必要となります。これは残り試合で平均1.33点以上を獲得しなければならない計算です。現状の0.7点から倍近いペースアップが必要になる状況となります。

降格が決定してしまうタイミングはいつ?

「J2降格」Jリーグ屈指の名門クラブにおいてこんな事はあって欲しくはないですが、今後のマリノスのパフォーマンスと、残留争いをするライバルチームの状況によって、考えられるシナリオをまとめてみました。

  1. 現状ペースが続く場合
    • もし、マリノスが今後も現在の0.7点/試合ペースでしか勝ち点を積み上げられないと仮定すると、残り18試合で約12.6点しか上乗せできず、最終的な勝ち点は約26.6点にしかなりません。この勝ち点では、ほぼ確実に降格圏内となります。
    • この場合、J1リーグ終盤戦(第35節~37節あたり) で、他のチームが勝ち点を積み上げた結果、マリノスが数学的に17位以上の順位に浮上する可能性が消滅し、降格が決定する可能性が高いです。
  2. 一時的な持ち直しがあるが、ライバルも勝ち点を積む場合
    • 一時的に連勝したり、引き分けを増やしたりして勝ち点ペースを上げることができたとしても、他の残留争いのチームも同様に勝ち点を積み上げていくと、差が縮まりにくい状況が続きます。
    • このシナリオでは、最終節(第38節)まで降格争いがもつれ込む 可能性も十分にあります。最終節に勝利しても、他会場の結果次第で降格が決定するという、最もドラマチック(マリノスにとっては残酷な)形です。
  3. 劇的な巻き返しが難しいと判断された場合(早期確定)
    • もし、今後数試合で連敗が続き、他チームとの勝ち点差が絶望的なまでに開いてしまった場合、ごく稀に第30節~34節あたりといった、通常よりもやや早い段階で降格が決定する可能性もゼロではありません。しかし、これはマリノスがほとんど勝ち点を取れないまま、かつ上位チームが安定して勝ち点を稼ぎ続けるという、極端な状況下で起こり得ます。

    予想の根拠

    • 現状の成績: 20試合で勝ち点14という成績は、過去のJ1リーグにおいて降格圏を脱出したチームの平均勝ち点と比較して大きく劣ります。
    • 残留争いの激化: J1リーグは年々レベルが上がっており、残留争いも激化しています。そのため、後半戦で大幅に巻き返すことは容易ではありません。

    注意点

    • この予想は、あくまで現時点での情報に基づいた推測です。今後のマリノスの戦い方や、他チームの状況によって大きく変わる可能性があります。

    マリノスが残留するためには

    • 後半戦で大きく巻き返す必要があります。そのためには、戦術の変更、選手の奮起、チーム全体のモチベーション向上などが不可欠です。
    • 残留争いをしている他のチームの動向も常に把握し、戦略を立てる必要があります。

    アタッキング・フットボールの復活を マリノスに未来はあるのか?

    名門クラブとしての誇りを胸に選手と共に戦い続けるサポーター 必死の応援には胸を熱くするものがあります

    次期監督の選定にも不透明な要素が多く、現状の「泥舟には乗れない」などと候補に上がった監督からも断りが入ったなどという報道も垣間見れるマリノス。

    直近1週間の間でも、ジャン・クルードやアンデルソン・ロペスに移籍の可能性が噂される報道が出るなど、チームにとって不穏なニュースが飛び交う現状でもあります。

    くわえて親会社日産自動車の経営不振が大きく取り沙汰される中、マリノスに未来はあるのでしょうか?

    ファジアーノ岡山戦においても、限りなくゴールに近い状況を演出する機会はあれど、ツキにも恵まれない状況が幾つか見られました。

    現状最下位のマリノスと併せて、19位に沈んでいる横浜FCと「ダブル降格」、横浜からJ1クラブが消滅してしまう可能性もあります・・・

    遠野大弥選手、植中朝日選手、宮市亮選手など若くて才能のある選手も多いマリノス。この様な状況下においても毎試合ゲーム開始前から終了まで休む事なく大きな声援を送るサポーターのためにもぜひ次節からの奮起、圧倒的なアタッキング・フットボールの復活を期待したいところです

    頑張れ!マリノス!!

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