皆さんこんにちは、稀代のシニアブロガー令和の奈良林祥こと神宮寺ひろゆきです 笑
50代になると、身体的な変化や生活リズムの変化を感じる事がが多くなってきます。そんな中で、セックス(=性的活動)が身体や心だけでなく、特に脳にどのような影響を与えるのかを理解することは、健康的な生活を送る上で非常に大切です。
本記事では、50代または近しい年齢に差し掛かったアニキ達ががセックスをすることによってもたらされる脳へのポジティブな効果・効能を深掘りする一方で、逆にセックスをしないことによるリスクやデメリットについても詳しく記述していきたいと思います。
50代の男性の脳とホルモンの変化
50代は加齢とともに男性ホルモン(特にテストステロン)の分泌が徐々に減少し始める年代です。テストステロンは筋肉量や性欲に影響を及ぼすだけでなく、脳機能や認知能力とも関わりがあります。
また、仕事の多大なるストレスや生活習慣の変化、そして疲労等による睡眠の質的低下も影響し、認知機能の低下や気分の落ち込みを感じる男性も多くなるのがこの年齢、世代の特徴です。この時期に心身の健康を保つ活動の一つとして、セックスによる性的活動はとても有効だと考えられています。
セックスが脳にもたらすポジティブな効果
ストレス軽減とメンタルヘルスの改善
セックス中に分泌される「オキシトシン」や「エンドルフィン」は強力な自然の鎮痛剤かつストレス軽減ホルモンです。これらが脳内で増えることにより、ストレスが軽減され、心の安定にもつながります。
50代になると仕事や家庭の責任が増し、ストレスが蓄積しやすい時期でもありますが、定期的な性的活動=セックスの行為はこのストレス耐性を高め、気分の落ち込みや不安症状の緩和に非常に効果的です。
・オキシトシン:愛着ホルモンとも呼ばれ、ストレス緩和や信頼感の形成に寄与します。パートナーとの絆が深まることで、安心感や幸福感が得られ、うつ症状の抑制にも効果が期待されます。
・エンドルフィン:運動時にも分泌される「脳内麻薬」。痛みを和らげる作用があり、セックス後のリラックス効果や快眠を促進します。
認知機能の維持・向上
近年の研究では、性的活動が記憶力や学習能力、判断力などの認知機能の維持に寄与することが示されています。具体的には、セックスによって分泌されるドーパミンは脳の報酬系を活性化し、脳神経細胞の新生や神経回路の強化を促します。
50代は認知機能の低下が現れやすい時期ですが、性生活を継続して行うことで脳の活性化を図り、加齢による認知機能の悪化を遅らせる助けとなるでしょう。
・ドーパミン:快感やモチベーションを司る神経伝達物質。セックスによって脳内からドーパミンが分泌されると、集中力や意欲が高まり、仕事や趣味のパフォーマンス向上につながります。
幸福感を促進する神経伝達物質の分泌
セックスによる性的快感や満足感は、セロトニンやエンドルフィン、ドーパミンなどの幸せホルモンと呼ばれる神経伝達物質の分泌を促します。これらは脳の報酬系を刺激し、強い幸福感や満足感をもたらします。
50代になると様々な抑圧から自己肯定感の低下や孤独感に悩む男性もいますが、性生活を維持することでこうしたネガティブ感情のリスクを減らし、精神的な充実を得られるのです。
アニキ達はどうでしょう?この年齢になると心から「幸せだなぁ」とか「楽しいなぁ」と感じる瞬間が若い頃と比較すると少なくなっている傾向がありますよね?
没頭出来る趣味や、自分が天職と考えられる様な仕事に就いて楽しみながら報酬を得る事が出来ている様な人は稀だと思うので、長い年月の中でストレスの蓄積が重なってくると、自然に自己肯定感が下がってしまいがちです。そんな時にセックスをする事により、「意識のない幸福感と満足感、精神的充実」が脳内に広がり、ストレスの根源を払拭してくれるのです。それが前出の幸せホルモンであり、健康的な性生活を継続する事は人生において非常に大切かつ重要な事であり、その継続的な積み重ねが生涯の「幸せ指数」を高める事は間違いありません。
睡眠の質の向上
セックス後に分泌されるホルモンは緊張を緩和し、全身にリラックス状態をもたらします。これはよい睡眠の質を促進し、脳の休息・回復を助ける効果があります。
脳、筋肉、活性化された血流などセックスは全身を使って展開されるアクティビティなので、オーガズムに達したあとは男性も女性も高い満足感と共に大海原に投げ出されたかの様な脱力の状態に陥ります。そのまま気がついたら1、2時間寝落ちしてしまったなんて経験もありますよね?このハイアベレージからの急激なリラックスは他の何にも変え難い、セックスの後だからこそ得られる満足感なのです。
50代以降は睡眠障害に悩む人が増えますが、性生活を適度に持つことで睡眠の質を改善し、日中のパフォーマンスを高いレベルで維持する事が出来ると考えます。アクティブとパッシブの絶妙な切り替えが得られるのもセックスによる絶対的な効果・効能なのです。
脳の老化予防・神経可塑性の促進
性的活動は、海馬や前頭前皮質などの脳の可塑性(新しい神経回路を形成し変化する能力)に良い影響を与えると報告されています。これにより、記憶力の保持や学習能力の改善など脳の老化の防止が期待されます。
50代は認知症リスクが高まる年代でもありますが、セックスをする事による高いレベルでの積極的な脳刺激は認知症の予防にも一役買う可能性が指摘されています。前戯の際の指先や舌を使った愛撫もそうですし、挿入による刺激がダイレクトに脳に伝わる活動は常に脳神経に高次元の刺激を与える訳で、そういった直接的な神経伝達はある意味セックスと比較して同等レベルの効果をもたらすものは考え難いのです。セックスをしてる人、していない人では長期的なスパンで考えた際に脳細胞への定期的な刺激の回数に大きな差が生じてくる事は否めません。
では、次に「セックスをしない」事によるマイナス効果、デメリットの話を記述していきます。
セックスをしないことによる脳へのデメリット
ストレス耐性の低下
性的活動による脳神経への刺激がない場合、オキシトシンやエンドルフィンの分泌が抑えられます。その結果、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増える傾向にあり、慢性的なストレスが脳に悪影響を及ぼすことがあります。いわゆる「ストレス体質」に陥ってしまう訳ですね。これは五十代という人生の狭間の年代において確実に良い傾向には至れません。
コルチゾールの過剰分泌は、うつ病、不眠症、生活習慣病などのストレス関連疾患の原因となることがあります。また、コルチゾールが不足すると、副腎皮質機能不全(アジソン病)などの病気を引き起こす可能性もあります。
慢性的なストレスは脳の海馬(記憶を司る部分)にダメージを与え、認知機能や感情調節能力の低下を引き起こします。
認知機能の低下リスク増大
性生活が途絶えることは、脳の報酬系や神経回路の活性を弱めてしまいます。これにより、記憶力や判断力の低下が早まる可能性があります。
特に50代以降は認知症のリスクも考えられるため、脳への刺激が減ることは良くありません。早期の認知症などという人生において高いリスクやダメージを負ってしまう前に、セックスを継続する事による脳へのポジティブな報酬サイクルと脳神経の適切な活性化を定期的に行う事は、アニキ達のこれからのクオリティ・オブ・ライフに直結する大切な要素です。手遅れになる前に継続的なセックスを通じて認知機能の維持・向上に務める事が必要です。
不安やうつ症状の悪化
性的な満足感や親密なコミュニケーションがない状態は、孤独感や不安感、うつ症状の悪化につながりやすいです。脳内の快感ホルモンの不足が感情面でのバランスを崩す原因になります。
50代以降は加齢による生活環境の変化も大きいため、メンタルヘルスに悪影響を及ぼしやすいのです。
若い時には感じる事のなかった様々なプレッシャーにより、五十代という年代はうつ症状に陥る人も少なくありません。逆に継続的なセックスを行っている人はうつ症状に至る傾向が少ないとも言われています。無心に女性の乳首を吸ったり、クリトリスを舐めたり、勃起した己の愚息を突き刺して脳神経にダイレクトに達成感や幸福感の刺激を与え続ける事により慢性的なストレス要因は払拭されるのです。
睡眠障害の可能性
性的活動が減ることで、リラックス作用のあるホルモン分泌が減少し、睡眠の質が低下するリスクがあります。睡眠障害が慢性化すると、脳の回復が十分に行われず認知機能が悪化します。
健康的な性生活を続けるために50代男性が心がけたいこと
- パートナーとのコミュニケーションを大切にする
性生活は単なる身体的な行為だけでなく、心のつながりも重要です。率直な気持ちを話し合い、お互いのニーズやペースを尊重しましょう。その上で双方が高いレベルでの幸福感を共有し、オーガズムに達する事が日常的に継続される事により、幸せホルモンでもあるオキシトシンやエンドルフィンの分泌によって質の高いクオリティ・オブ・ライフを担保する事が出来るのです。 - 健康的な生活習慣の維持
バランスの良い食事、適度な運動、質の良い睡眠は性機能のみならず、脳や全身の健康を支えます。健康かつヘルシーなアクティビティ、セックスを継続して行える心身を整えるためにも、良質なタンパク質や鉄分などの含まれた高機能食品の摂取、適度なスポーツによる肉体バランスの形成は不可欠です。良く食べて、体を動かし、質の高いセックスを行い、心地よい睡眠へと誘導する。このサイクルこそ我々、アニキ達にとって必要な生活習慣と考えます。 - 定期的な健康診断の受診
心臓病や糖尿病などの生活習慣病は勃起不全や性欲減退の原因となるため、早期発見・治療が重要です。年に一度、定期的な検診や人間ドッグの受診を通じて自らのカラダに不調や問題がないかをチェックする事も我々世代には必要です。 - ストレスケア
趣味やリラクゼーションを取り入れて心身のバランスを整えましょう。メンタルバランスを崩してしまう前に、心の解放に繋がるアクティブな活動はこれからの人生においても必要と考えます。その上で質の高いセックスを継続する事が出来れば、うつや自律神経失調などの不調は確実に回避する事が出来るのです。ストレスを溜めない生活習慣を意識して取り組む事が重要です。 - 専門家への相談
性機能の低下や気になる症状があれば、躊躇する事なく専門医師やカウンセラーに相談してみましょう。早期の改善・取り組みを行う事によってまだまだアニキ達のジュニアは立ち直る事が出来るのです。中折れ、早漏などの問題も現代社会ではED治療薬などを併用する事で大きく改善、自信を取り戻す事が出来るのです。
セックスが脳に与える影響に関するまとめ
50代男性の脳に対して、セックスがもたらすポジティブな効果は多岐にわたります。ストレス軽減や認知機能の維持、幸福感の促進、睡眠の質向上、さらには脳の老化予防まで、性生活は脳の健康に良い影響を与える重要な要素です。
逆に、性的活動の不足は慢性的ストレス、不安やうつの増加、認知機能の低下、睡眠障害を引き起こしやすく、生活の質を大きく損なうリスクがあります。
50代であっても、健康的で充実した性生活を持つことは、身体的・精神的な健康を保ち、人生の質を向上させるために非常に重要です。パートナーと共にコミュニケーションを大切にし、無理のない範囲で性生活を積極的に楽しみましょう。
参考文献・資料
- 「性と健康に関する世界保健機関(WHO)」
- 「男性更年期障害(LOH症候群)とホルモン療法に関する研究」
- 「Journal of Sexual Medicine」、2020年論文「Sexual Activity and Cognitive Function」
- 「Neuroscience & Biobehavioral Reviews」、2019年「Neuroprotective effects of sexual activity and intimacy in aging」
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